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構造/活性関係次の製品は、オリゴヌクレオチドの分子構造の重要部分の変化による、活性への影響について研究・検査する際に使用する試薬です。 7-デアザプリンモノマーは、水素結合に重要な官能基が欠けています。 7-デアザ-8-アザ-A及び7-デアザ-8-アザ-G(PPG)モノマーは、それぞれAとGの異性体で、その電子密度はとても似通っており、これらがオリゴ内に存在すると、AとGに比べ安定性が僅かに高まります。PPGはGと違って凝集を起さないので、Gを多く含むオリゴであっても合成や分離が簡単にできます。 5’-末端にPPGを持つ5’-フルオレセイン修飾オリゴは、同末端にGを持つ同様のオリゴと比べて、蛍光の抑制が起こり難くなります。 チミジンのプリン類似体である、7-デアザ-2’-デオキシキサントシン(7-デアザ-dX)は、2,4-ジアミノピリミジン核酸類似体と特殊な塩基対を形成し、DNA3重構造にとても興味深い影響を及ぼします。 標準的な核酸塩基は非共有電子対を持っており、これがDNAの2重ラセン構造の副溝部分に突き出した形を取っています。 ポリメラーゼや逆転写酵素や制限酵素等のDNAと相互に作用する酵素は、水素結合供与体を使い、この副溝内の水素結合受容体に作用します。 3-デアザ-2’-デオキシアデノシンは、通常N3によって供与される3位の電子対が欠如しているにもかかわらず、Tに対してワトソン-クリックの水素結合を作る事ができる特殊な性質を持っています。
C-ヌクレオシド2’-デオキシプソイドウリジンはdUとは違い、安定したC:プソイドU-A 3重鎖を形成します。 2-アミノプリンは、水素結合に重要な官能基が欠けており、緩和な蛍光性を持つ塩基です。 硫黄修飾された塩基は、オリゴヌクレオチドの構造研究でも使用されますが、主に架橋形成を目的とした需要が高まっています。 6-チオ-dG、4-チオ-dT及び4-チオ-dUは、光架橋反応や光アフィニティーラベル法による実験で、とても有用な修飾品です。 2-チオ-dTを含むオリゴは光感作プローブとして作用するので、タンパク質-DNA間の相互作用を検査するのにとても便利です。 2-チオ-dTのチオカルボニル基は、DNAの副溝と会合する化合物と反応できるので、、様々な応用が可能です。 2-アミノAは、Tとの間で3つの水素結合を作り、とても安定した塩基対を形成しますが、2-チオ-Tと形成する塩基対の安定性は著しく低下します。 チミジンの2-チオ基と2-アミノAの2-アミノ基との間で立体構造上の相互作用が生じるため、この塩基対の間に1つだけしか水素結合ができないのです。 2-アミノdAと2-チオ-dTを含むオリゴは、天然のオリゴヌクレオチドに対して高い親和性を示しますが、他の類似するオリゴに対しては、たとえ相補的な配列を持っていてもほとんど親和性がありません。
8-アミノdAと8-アミノdGは、更に追加のアミノ基を持っているので、3重鎖の形成にとても便利に利用できます。
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安定性について7-デアザ-dGは、ヨード酸化反応に対してとても不安定です。 ヨード酸化試薬を利用する際は、付加数は最大で2ヶ所までとするか、又は0.5M(10-ショウノウ-スルホニル)-オキサジリジン(CSO)の無水アセトニトリル溶液を使い、3分間酸化して下さい。
知的所有権PPGの使用に関する所有権は、エポック・バイオサイエンス社(Epoch Biosciences, Inc)が持っており、この製品はエポック・バイオサイエンス社より使用許諾契約を受けて販売しております。
参考文献(1) I.V. Kutyavin, et al., Nucleic Acids Res., 2002, 30, 4952-4959.
安定性について6-チオ-dG、4-チオ-dTと4-チオ-dUは、S-シアノエチルエーテルの形で保護されているので、合成中は安定で、水酸化アンモニウムで簡単に脱離可能です。 デブロックを行う際には水酸化アンモニウムに50mM 水硫化ナトリウムを加える事がとても重要です。 特に室温下でデブロックを行う場合は、この技術はアンモノリシス反応を低く抑える事ができ、不要なアミノ化塩基の生成を抑えます。 更に、水酸化アンモニウムによる切出しとデブロック処理を行う前に、シアノエチル保護基を取り除く(1M DBUアセトニトリル溶液で2-5時間/RT)事を推奨します。
安定性について8-アミノdGを含む合成オリゴヌクレオチドは、8-アミノdG部位における酸化分解を防ぐため、切出しとデブロック処理の際には0.25M 2-メルカプトエタノールを水酸化アンモニウムに加える必要があります。
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ハロゲン化核酸作成用試薬臭化核酸又はヨード核酸は、オリゴヌクレオチドの構造を研究する結晶学に利用されています。 また、これらの化合物は光解離性を持っており、タンパク質DNA複合体の構造を調査する架橋研究用に使用されます。 ブロモdUに対する抗体が存在するので、ブロモdUを含む核酸をプローブとして使う事もできます。
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DNA損傷/修復関連試薬細胞内DNAは、フリーラジカルや紫外線及び電離放射線等にさらされ、酸化やアルキル化によって絶えずダメージを受けています。 したがって体内では、このように傷ついた部位を取り除いて修復するため、様々な修復酵素系を発展させました。 8-オキソ プリンモノマーは、8-オキソ変異を起したオリゴヌクレオチドの構造とその活性を調べるのに有用です。 この8-オキソ変異は、DNAが酸性条件や電離放射線に曝露した場合、自然に起こる現象です。 5,6-ジヒドロピリミジンは、自然界に存在する化合物で、アラニンtRNAの主要構造となっています。 ジヒドロウラシルとヒドロキシピリミジンは、DNAが電離放射線暴露により損傷して形成される主な塩基損傷物質です。
8-アミノGは8-オキソ-Gと共に、突然変異を誘発させる主な条件要因として、2-ニトロプロパンがDNAを損傷する際に形成されます。 2-ニトロプロパンは、工業用有機溶媒で、ペンキ、染料、ニスやタバコの煙等にも含まれています。 チミングリコール(5,6-ジヒドロキシ-5,6-ジヒドロチミン)は、チミンが電離放射線等で酸化されて形成します。 チミジンの5,6 二重結合が酸化され、キラル中心を持つC5とC6の2つの炭素が生じます。 このシス-5Rと6S型は、他のジアステレオマーとなるシス-5Sと6Rと一緒に形成されますが、前者の異性体が主要産物となります。 多くの生物において、DNA内にチミジングリコールが存在する際、これを切除修復するための特定の修復酵素を持っており、このことからもDNA中のチミジングリコールには著しい生物学的意義があると言えます。 2-アミノイミダゾール(Iz)とその加水分解物であるイミダゾール(Z)は、Gの主な酸化物です。 この酸化物は塩基性下でとても不安定であるため、このような二つの潜在的な損傷を、オリゴヌクレオチド合成によって再現する事は不可能です。 デオキシイミダゾール(dIz)の前駆物質として一番適切な物は、8-メトキシ-dG (8-OMe-dG)であると言われています。 8-OMe-dGからdIzへの変換は、50µMリボフラビン/50mMカゴシル酸ナトリウム緩衝液(pH 7)でオリゴヌクレオチドを1mMになるよう溶解し、4°C、有酸素条件下でトランスイルミネーター(366nm)で2分間照射することによって起こります。 光化学反応としては、珍しくこの変換反応は事実上、定量的な反応になります。
全ての生物において、DNAの損傷が起こる主な原因として、日光に含まれる紫外線があります。 紫外光によるDNAとの優勢反応では、隣接したピリミジン塩基の2量化で、シクロブタン2量体(CPDs)を形成します。 この2量体のうち最も多く形成されるのは、2つのチミン塩基から成るcis-synシクロブタン2量体です。 これらの2量体は日常的に形成されますが、生成されると直ぐに核酸修復酵素によって効率よく切除され修復されてしまうか、光分解酵素によって2量化の逆反応が起こり消去されてしまいます。 このようなDNAの傷は、扁平上皮細胞癌の発生に密接に繋がっており、ヒトにおいてこのCPD部位を修復する機能が欠落又は低下している場合、遺伝学的に色素性乾皮症(XP)となる傾向が高くなります。この疾病の特徴としては、極端な日光への過敏性と高頻度の皮膚癌発症が見られます。 修復されていないCPD部位にポリメラーゼが作用すると間違いを起す可能性が高くなり、誤った塩基が挿入され、それが変異となります。
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安定性について
以下のページもご参照下さい。dスペーサー p70 |
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生物学的類似物質低コストと効率の向上を見込んで、酵素処理で行う工程を化学反応で代替する場合、自然由来ではない塩基を使用する事があります。 非酵素的な結合反応では、何かをオリゴヌクレオチドの5’末端へ連結したい場合、5’-末端をヨードで置換する必要があります。 同様にして3’末端への連結の際は、3’-リン酸 CPGを合成の最初のサイクルで使用し硫化を施してできる、3’-チオリン酸エステル置換をしておきます。 この方法は、生化学的に活性を持つ直鎖又は環状オリゴを作る際に使われてきました。 2,4-ジフルオロトルエン(F)は、無極性、疎水性等の面からも、チミジンの類似物質として相応しい特性を持つ事が明らかになっています。
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知的所有権5’-ヨードdTと2,4-ジフルオロトルイル-CEホスホアミダイドは、ライセンス許可を受けて販売しています。 安定性について5’-ヨード基を含むオリゴヌクレオチドは従来の方法で合成した後、脱保護を、室温下で24時間、水酸化アンモニウムで処理すると、ヨード基の劣化を2%以下に抑える事ができます。 |
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2’-5’連結[ライゲーション]用オリゴヌクレオチド細胞内DNA及びRNAは3’-5’リン酸ジエステル結合を介してリボ-及び2’-デオキシリボ核酸が互いに連結して構成し、細胞内に存在するポリ核酸の大部分がこの形を呈しています。あまり一般的でないのが2’-5’結合のオリゴヌクレオチドです。 この2’-5’結合オリゴヌクレオチドは補足的RNAと選択的に結合できるという興味深い特徴を持っています。 この特徴を利用して2’-5’オリゴは、RNA特異性プローブやアンチセンスオリゴ等の様々な用途に使用されています。 最近では、3’-デオキシ-2’-ホスホアミダイド及び2’-デオキシ-3’-ホスホアミダイドを使用して、末端が2’-5’で中心部が3’-5’結合のキメラオリゴが合成されています。 2’-5’ チオリン酸エステルオリゴの特徴は、: 1) 相補的RNAに選択的に結合し、リン酸ジエステルと同等の親和性を持つ。2) 細胞内タンパク質と非特異的に結合する。3) RNase Hを活性化させない。 3’-デオキシヌクレオシドを3’末端に使用すると、(他の点では通常のオリゴヌクレオチド)ポリメラーゼによる伸長を効果的に阻害します。
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以下のページもご参照下さい。3’-デオキシヌクレオシドCPG p48 |
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変異原性メチル化剤は、DNAの環外アミンのメチル化によって作用する発癌物質として知られています。変異原性の影響により生じる結果は、メチル化ヌクレオシドを使用して検討できます。
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略号TMP = 2,4,6-トリメチルフェニル
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可変ヌクレオシドDNA構造・活性に対して修飾塩基の影響を検討するために塩基に修飾基を導入するには、可変ヌクレオシドの利用が最も用途の広い方法の1つです。 しかし用途によっては、オリゴヌクレオチドの合成後に可変塩基を修飾するのが困難な場合があります。また、複雑な化学反応を用いる場合は、最終的に得られたオリゴヌクレオチドの構造を確認するため塩基組成分析が必要となってきます。 可変dUモノマーは、可変部位へN、O、S修飾ほか様々な修飾基を導入するために使用することができます。可変F-dCは、通常の水酸化アンモニウム処理でF-dCへ転化するのでF-dC含有オリゴヌクレオチドを非常に簡単に作成できます。 可変dAは複数導入することで、固相サポートへの付着点を複数持ったオリゴヌクレオチドを合成することが可能で、この方法でDNA結合タンパクの精製に使用する高容量アフィニティサポートが作成されています。 2-フッ化dIは、第1級アミンによって2-フッ素を置換し2’-dG類縁体の作成に使用される可変ヌクレオシドです。
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蛍光ヌクレオシドエテノdAは、DNA構造上の型の間でトランジションを観察するのに有用な蛍光ヌクレオシドです。 これは、塩基性下でとても不安定なので、脱保護は必ず、室温下で24時間かけて水酸化アンモニウムで処理する必要があります。 また、別の対策として、ウルトラマイルドを使用する事もできます。 2-アミノプリンは、とても便利な蛍光ヌクレオシドです。 ピロロdCは、蛍光性のデオキシシチジン類似体で、DNAの構造や力学を研究する際の理想的なプローブとして使用できます。
ピロロdCTPは、生化学的アッセイの開発に利用されています。
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以下のページもご参照下さい。2-アミノプリン p51 ウルトラマイルド製品 p62 ピロロC p97
知的所有権ピロロdCは、ベリー&アソシエイツ社とグレンリサーチ社の共同開発によって製品化され、現在特許申請中です。 特殊な性質蛍光類似化合物であるピロロ-dCのスペクトル特性に、独特の塩基対形成能力を結びつけて、DNA構造研究にとても有用なプローブとして利用する事ができます。ピロロ-dCが塩基対を形成する場合、その蛍光は、最も有望な塩基スタッキングすなわちdGとの相互作用によって著しく消光します。ピロロ-dCについての蛍光の量子収量は、ハイブリダイゼーション効率に非常に敏感でDNAの動的構造を追跡する理想的なプローブとして利用できます。
(QYは、硫酸キニン 0.5M H2SO4溶液との比として求めました。)
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治療用ヌクレオシドシトシンアラバノシド(アラ-C)は、使用制限付きで承認された抗ウイルス薬です。 これを合成オリゴヌクレオチド内に組み込む事により、DNA構造と活性にかかわる効果を研究する事ができます。 ゼブラリン(ピリミジン-2-オン リボヌクレオチド)は、シチジンの類似体でDNAデメチラーゼ抑制剤とシチジンデアミナーゼ抑制剤の作用を持っています。 この構造は、生化学的にとても高い活性を持っており、現在では、ゼブラリンは強力な抗癌剤として使用されています。 ゼブラリンの2’-デオキシヌクレオシド類似体である、5-メチルピリミジン-2-オン 2’-デオキシヌクレオシドは緩和な蛍光性を持つため、細胞内DNAの修復過程の開始を調査するプローブとして用いられています。 このような生化学的活性と蛍光特性の両方を持ち合わせた5-メチル-2'-デオキシゼブラリンは、ヌクレオシド類似体として弊社のアレイ製品に新しく加わえられました。 シトシン-5-メチルトランスフェラーゼは、原始細菌から哺乳類全ての生物内に存在しており、この酵素が誤って作用した時、癌が発生します。 この種類の酵素が起すメカニズムは、システインのチオール基によるシトシンC6位への反応に関与し、一時的にジヒドロシトシン中間体が生成され、更にこの中間体のC5によるS-アデノシル-L-メチオニン補因子の活性化メチル基への求核反応を促進します。 多くの酵素に対しても同様に、自殺基質を使用して中間体をさえぎることができ、5-fluoro-シトシンはこの目的で広範囲に使用されています。 また、別の対策としては、活性部位に高い親和性を持ち、その部位へ結合するような遷移状態の類似物質を使用する方法があります。 この方法に最も適した類似物質として、5-アザ-5,6-ジヒドロシトシンが知られています。 この物質は酵素と共有結合を形成しないにも係わらず、5-フッ化シトシンよりも強力にシトシン-5-メチルトランスフェラーゼの作用を抑制します。1,2 5-アザ-5,6-ジヒドロdCは、標準的なオリゴヌクレオチド合成・脱保護法で使う事ができ、メチルトランスフェラーゼの研究に最適な道具としてご利用になれます。
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参考文献(1) G. Sheikhnejad, et al., J Mol Biol, 1999, 285, 2021-2034. (2) V.E. Marquez, et al., Antisense Nucleic Acid Drug D, 1999, 9, 415-421. 以下のページもご参照下さい。可変フッ化-dC p59 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||